はじめに 〜市民医療団体の設立と意義〜
市民医療団体の役割
市民医療団体は全国にわたって疾患ごと・地域ごとにさまざまな会があります。
市民医療団体の果たす役割には
1.治療や生活に関する情報の共有
2.仲間と出会えることによる安心感・精神的サポート
3.意見交換し、社会へ提言する場としての機能
などがあります。各市民医療団体の活動はその規模・趣旨などによって異なりますが、交流会、医療情報の提供、イベント・講演会の紹介などを主として行っています。中には、医療に対する要求の実現をめざして継続的に国会請願、厚生省など中央省庁への陳情、要請行動を行っている団体もあります。交流会や食事会、旅行などの行事は患者の生活にとってよい励ましの場となります。 また、勉強会や専門家による講演会を定期的に開いて、病気の正しい知識を理解することも、療養生活の支えとなります。
市民医療協議会では、このような患者の活動の場をサポートするため、市民医療団体の立ち上げや運営についてのアドバイスを提供しています。
市民医療団体立ち上げの際に注意したいこと
1.市民医療団体で何をしたいか?(目的・活動)
−情報交換(なんの)
−精神的サポート(どういった形で)
−社会資源としての役割を果たす(どのような)
2.市民医療団体の種類は?
−少人数で数家族が集まるようなタイプ
−病院などの院内市民医療団体(医療関係者に協力依頼が必要)
−患者中心の或る程度の規模の市民医療団体
3.設立前に確認することは?
−同じ疾患の他の市民医療団体が存在するか否か(別で設立の意味があるか)
−自分のほかに中心的になって協力してくれる人がいるか
−ある程度の情報発信能力(会報誌・HP作成など)があるか
設立から活動開始までの流れ
1.発起人が集まる
−団体設立に向けての役割をモチベーションを確認する
2.目的・趣旨・活動内容を定める(定款を作る)
−事業計画書、予算書、名簿などの作成
3.設立総会を開く
−決定事項の確認、活動に向けての意義の確認
4.活動開始