点滴装着用のフックで妹は
私の43歳になる妹は、自分で手首を切ることがあったため大学病院の精神科を受診させました。しばらくは投薬治療を受けていましたが、半年後に入院を勧められて大学病院の閉鎖病棟に入院することになりました。約7ヶ月入院させました。退院の時には帰りの車の中で、妹からひどく罵られてしまいました。
しばらくは落ち着いていたものの、それから1年後に橋から海に飛び込もうとしたところを人に発見されて警察に保護されるという事件を起こしました。その翌日に大学病院へ連絡して入院させようとしましたが、閉鎖病棟が満床であるということで断られ、入院を予約して待つことにしました。
次の日の朝に妹は酒と薬を大量に飲んでぐったりとなっていたため、救急車を呼んで救急指定病院へ搬送しました。その病院で応急処置が行われて、すぐに大学病院の精神科へ連絡を取ってくれました。大学病院では依然、閉鎖病棟が満床であるため、モニター付きの個室で24時間家族が付き添い、家族が個室を出る場合は必ず施錠を行うという条件で受け入れを許可してくれました。
翌日に大学病院へ転院し、私と母が交代で付き添うことにしました。10日後に私と母が交代するために個室に鍵をかけて出た隙に、妹はカーテンレールにかけてあった点滴装着用のフックにヘアードライヤーのコードを掛けて首吊り自殺をしました。母が発見した時には心肺停止状態になっていて、すぐに人工呼吸、心臓マッサージが行われ、蘇生しましたが妹には脳障害の後遺症が残りました。病院側が自殺することが可能な点滴装着用のフックをカーテンレールにかけたままにしておいたのが原因でこのようなことになってしまいました。これは医療事故ではないのでしょうか。
DATE:2016/08/20
ピックアップ記事一覧へ