許せない医療事故問題

弁護士が解決のお手伝いをします

ペースメーカーと叔父

私の家の隣に住んでいる親戚の叔父は現在74歳です。自動車を運転中に心臓が止まりそうになるくらいの強い動悸を感じ自力で近くの病院へ飛び込んだそうです。その病院で緊急の救急措置を受け、その後総合病院へ救急車で運ばれて、心房細動が認めたられたそうです。

そのまま入院し、2時間ごとのモニター心電図検査、24時間連続のホルター心電図検査や心臓の元気度を測るホルモン検査であるBNP検査などを受けたとのことでした。これらの詳しい検査で永続性心房細動と診断されて、ペースメーカーを入れることを勧められたようです。叔父は体を切られることを嫌がっていました。

しかしお医者さんからペースメーカーを入れないと命の補償はないと説得もあり、入院から3週間後にペースメーカーを入れる手術をしました。手術後は心拍数が1分に70回のペースで安定したようです。ペースメーカーにはセンサーで心臓の動きや呼吸、体温を感知する機能と心臓へ刺激を行うペーシングと呼ばれる機能があり、電池が10年間は持つと叔父は自慢げに話していました。

叔父は手術から10日間程度で退院しました。叔父は農家なので草刈機やイノシシ除けの電気柵を持っていますが、ペースメーカーに異常があると困るという理由で自分の息子に作業を任せるようになりました。8ヶ月経った頃に自宅で突然苦しみだし、救急車で病院に運ばれて心房細動、心不全と診断されたようです。その病院の医者によると叔父のペースメーカーは時折しか動いていないということでした。叔父はカンカンに怒っていて、医療事故だと騒いでいます。あの調子だと弁護士でも雇って裁判沙汰にする気かもしれません。

DATE:2016/08/25

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