許せない医療事故問題

弁護士が解決のお手伝いをします

開業医の診断ミスで風邪から肺炎へなってしまった祖母

随分前のことですが、祖母が風邪をひいて近くの医院にかかったことがありました。自覚症状があって、心配だからと祖母は医院まで歩いて行ったのですが、医師は「大丈夫だよ!」とロクに診察もしてくれなかったというのです。懇意にしていた医師で往診までしてくれる良心的な医師でした。私どもも信頼していた方です。祖母もそんな医師の言葉に安心していたのですが、その数日後高熱を出し救急搬送されました。肺炎を併発していました。祖母は絶対安静ということで、尿管まで管を入れられ点滴をうたれ嘔吐をしたりして苦しみました。一時は、昏睡状態にまで陥り親戚まで来て、葬儀の準備まで相談していったくらいです。その間、個室を使ったり、途中からは家人だけでは賄えなくなり看護の人を雇ったり、医療費とともに費用も多大にかかりました。無論、祖母自体も非常に苦しみました。何とか回復はしたのですが消耗したのかその後、一度も便秘などしたことがなかった祖母が便秘症になってしまったり、さまざまな体調不良を経験し、2年後叔母の家で胃潰瘍で再度入院しました。

祖母が体調が悪いと訴えた時に、きちっと医療処置をしていたくれたら物心ともにこんな被害は受けなくて済んでいたでしょう。そのことを母が医師に伝えると「年寄りのことですからね。いつでも急変します。」と居直ったそうです。この開業医の診断ミスを医療事故と捕らえ、一度は弁護士に相談して訴訟をも辞さないくらいの気持ちにもなったもののの、結局、祖母の言うことがどこまで正確だったのかが把握しきれないため諦めました。しかし、年寄りの人権を無視するのは、この医師だけではありません。それから3年後、叔母の元で祖母が亡くなった時、その地元のかかりつけ医師も祖母の死を「老衰」と診断書に書きました。祖母が断食していたにもからわらず、ろくに診断もしなかったのに…。

きちっと法律があるはずなのに、現実には高齢者の声はなかなか表面化しません。祖母の体験を通じて感じたことでした。こうしたことがもっと極端な場合は、医療事故や事件として訴訟になるのでしょうが、往診までしてもらえる開業医師と対立することはなかなか難しく感じます。また、弁護士事務所も、もっと敷居が低く気楽に相談ができる開放的な空間であるといいなと思います。

DATE:2016/08/30

ピックアップ記事一覧へ